くろまぐろ資源管理

くろまぐろ資源管理取組みの事例(アンケート回答の要約・抜粋:小型魚)

1.漁業者間の取り決めなど

漁業者または漁協間において認定協定を結び、配分された漁獲枠の下で各自が管理を行うとともに、超過した場合のペナルティー(翌期の配分枠の削減など)や枠の融通に関して取り決めを行っている県がある。

【その他の回答例】

  • 申し合わせにより、個々に漁獲枠を割り当てて、各自がその中で対応している。
  • 協会の自主規制により、①5kg以下の生存個体の放流、②くろまぐろの漁獲量を300kg/日/統に制限した。
  • 県内を5地区3期間に分割して漁獲可能量を設定しており、うち1地区においては漁獲実績が7割近くになった段階で放流サイズを設定したほか、1日あたりの取扱量を制限した。

2.操業の抑制

都道府県の漁獲枠について四半期毎に割り振ったうえで、実情に応じた管理を行っている(認定協定がない場合)。

【回答例】

  • 休漁日の設定、網起こし回数の調整等による漁獲抑制に取組んでいる。
  • 価格の高い11〜12月の漁獲に備え、10kg未満は放流し獲り控えを行った。
  • 小マグロが入網する確率が高い身網を起こす回数を極力減らし、底網重視で作業を行った。身網を数日間起こさないことによって、自然放流になることを狙った。
  • 原則1日2回の網起こしをするが、朝の網起こしでマグロが入網した場合、網起こしを1回にした。
  • 目視で他の魚種と比べ、マグロが多い場合、全放流し、水揚げしないこともあった。

3.放流手法の工夫

多くの漁業者が
    1. 入網数が少ない時(数十尾以内など)は、タモ網を用いるなどによりクロマグロ小型魚を選別して放流
    2. 入網が多い時は、側網の沈降、魚獲部の解放などにより放流(その際、入網している他魚の全部または一部も逃がすことになる)
    3. 更に入網が多い時には、網起こしを中止することにより対処している

【その他の回答例】

  • 網起こし中に一部箇所を沈降しクロマグロを後方(箱網内)へかわす。
  • 30kg未満のマグロは箱網内仕切り網を設置・利用し、大型魚は仕切り網内で水揚げし、小型魚は落とし網に追い込み側網を沈め放流している。
  • スルメイカと一緒に入網した際は、魚捕り部を沈下する事によりスルメイカを残して、ほぼ全部のマグロを放流することができた。

4.その他の工夫

【回答例】

  • 会員漁労長を中心メンバーとしてSNSでグループを作り、当日操業時のクロマグロ漁獲及び放流状況をメンバーが発信し、その情報を共有できる仕組みを運用している。
  • 2㎏未満は放流することとしている。網によっては、小型魚(30㎏未満)はすべて放流している。
  • 5㎏未満の個体は通常時から全て放流する。
○ 対馬でのクロマグロ放流 
○ 宮城県でのクロマグロ放流 
出典元:水産庁HP内(太平洋クロマグロの資源管理について)

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